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カプノサイトファーガ感染症

動物由来感染症のお話。

動物由来感染症は動物から人に感染する病気の総称で動物は無症状で人だけが発症する病気など、病原体によってさまざまなです。

イヌ口腔内に常在している3種の細菌、カプノサイトファーガ・カニモルサス、カプノサイトファーガ・カニス、カプノサイトファーガ・サイノデグミを原因とする感染症です。
この病気は、イヌに咬まれたり、ひっ掻かれたりすることで感染します。

動物による咬傷に対して報告されている患者数は非常に少なく診断に至らなかった患者がいますが本病は感染しても稀にしか発症しないと考えられます。

だからといって、犬のと生活、距離感は大切にしましょう。

目次

病気の特徴(症状)

潜伏期間は、114日とされています(多くは15日)。

主な症状は発熱、倦怠感、腹痛、吐き気、頭痛などを前駆症状として、重症化した例が主に報告されています。
重症化した例では敗血症を示すことが最も多いですが、さらに播種性血管内凝固症候群(DIC)、敗血症性ショックや多臓器不全に進行して死に至ることがあります。敗血症以外では、髄膜炎を起こすこともあります。
なお、敗血症例の約26%、髄膜炎例の約5%が亡くなるとされています。
軽症例については報告が少ないため、その実態はよくわかっていません。
重症化した時の症状の進行は早い。患者の大半が40歳代以上で、男性が70%を占めてます。

敗血症

生命を脅かす感染に対する生体反応。組織障害や臓器障害をきたすため、集中治療室(ICU)での全身管理および治療が必要になります。ショックや著しい臓器障害をきたす場合は死に至る場合もある。

感染は細菌(病原体)が繁殖したときにおこります。体の中に細菌(病原体)は繁殖し、組織や臓器を障害し、敗血症を引き起こします。敗血症はたいてい、肺の感染症(肺炎)、尿路感染症(腎臓)、皮膚および腸管の感染と関係しています。ブドウ球菌や大腸菌、いくつかの連鎖球菌が敗血症を引き起こす主な細菌です。

感染経路・感染状況

主にイヌによる咬傷・掻傷から感染しますが、傷口をなめられて感染した例も報告されています。
これまで、ヒトからヒトへの感染の報告はありません。

予防

日頃から、動物との過度のふれあいは避け、動物と触れあった後は手洗いなどを必ずする事。また、イヌに咬まれたり、ひっ掻かれたりしないように注意しましょう。
本感染症だけでなく、一般的な動物由来感染症予防のためにも、このような感染症のリスクがあることを理解した上で飼うようにしましょう。

治療(感染した場合)

カプノサイトファーガ感染症が疑われる場合には、すぐに病気に行き診察しましょう。症状応じて早期に抗菌薬等による治療を開始することが重要となります。咬傷に対する抗菌薬としては、ペニシリン系、テトラサイクリン系や第3世代セフェム系抗菌薬等を使用して治療します。

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